柳の笛 (Pitkähuilu / オーバートーン・フルート) とは?

柳の笛 (Pitkähuilu / Overtone Flute)

​柳の笛を演奏するヤンネ・オヤヤルヴィ(撮影:リーサ・ハーパネン)/ Janne Ojajärvi plays willow flute (photo by Liisa Haapanen)

柳の笛(オーバートーン・フルート)の世界へようこそ。
柳の笛(芬: Pitkähuilu)は、北欧の伝統的な楽器で、自然の倍音を利用して演奏する非常にユニークな笛です。フィンランドをはじめとする北欧諸国では、古くから羊飼いや子供たちが春の訪れとともにこの笛を作って楽しんできました。

フィンランドの伝統楽器「柳の笛」の特徴

指穴がない: 一般的なリコーダーやフルートとは異なり、この笛には音階を決めるための指穴がありません。

フィンランドの伝統的な倍音笛、柳の笛(ピトカフイル)についてのインフォグラフィック

伝統的な楽器との比較

オーバートーン・フルート(北欧の倍音笛)は、日本の伝統的な吹奏楽器といくつかの共通点を持ちながらも、全く異なる演奏体験を提供します。
比較表:オーバートーン・フルート vs 尺八・篠笛

1. 尺八との違い:瞑想的な響きをより手軽に
尺八はその深い精神性と、倍音を多く含んだ音色で知られています。オーバートーン・フルートも同様に「倍音」を主体とした楽器ですが、最大の違いは**「音の出しやすさ」**にあります。尺八は音を出すまでに時間がかかりますが、オーバートーン・フルートはリコーダーのように加えるだけで、初日から自然と対話するような演奏が楽しめます。

2. 篠笛との違い:旋律から「響き」へのシフト
篠笛が明確なメロディ(旋律)を奏でるのに対し、オーバートーン・フルートは指穴に縛られない**「自由な音の流れ」**を重視します。決まった曲を吹くのではなく、その時の呼吸や感情に合わせて音階が変化するため、音楽経験がない方でも「即興演奏」の楽しさをすぐに体感できます。

3. 北欧の風と日本の感性の融合
北欧の厳しい自然の中から生まれたこの笛は、日本の「わびさび」や「自然との共生」という感覚に非常に近いものを持っています。竹の楽器に慣れ親しんだ日本人にとって、木製のオーバートーン・フルートが放つ温かみのある音色は、どこか懐かしく、心に響くはずです。

💡 ヒント:
尺八や篠笛の経験がある方は、その「息のコントロール」の技術を活かすことで、オーバートーン・フルートでより多彩な音色を奏でることができます。


倍音による演奏: 吹き込む息の強さを変えること(オーバーブロー)と、笛の先端を指で開け閉めすることで、驚くほど豊かな旋律を奏でることができます。


自然な音色: 柳の笛は「自然の音階」を奏でます。その音色は、北欧の森や静かな湖畔を連想させる、素朴で神秘的な響きを持っています。
なぜ「柳の笛」と呼ばれるのか?

​柳の笛(オーバートーン・フルート)の音階と倍音列の仕組みを説明する図解。


伝統的には、春に樹液が回り始めた柳の枝から皮をきれいに剥ぎ取って作られていました。現在では、一年中演奏を楽しめるように、木製やプラスチック製のモダンな柳の笛も広く普及しています。


当サイト(overtoneflute.fi)で学べること
当サイトは、フィンランドから世界に向けて、柳の笛の演奏法や魅力を発信しています。
演奏の基本: 息のコントロールと先端の閉じ方。
楽譜と練習曲: 倍音奏法に特化した独自の楽譜。
楽器の選び方: 初心者からプロフェッショナルまで。
北欧の風を感じるような、柳の笛の美しい響きを一緒に体験してみませんか?

[フィンランドの柳の笛の楽譜を見る]

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